Linux(Debian)をライブアップグレードしてみた
使用しているLinux(Debian)環境を最新にライブアップグレードしてみた
使用している環境の確認
$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 8 (jessie)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="8"
VERSION="8 (jessie)"
ID=debian
HOME_URL="http://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="http://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
設定メモ
- スーパーユーザーに昇格しておく
$ su
Password:
- とりあえず現在の環境で最新にアップデートしておく
# apt-get update
# apt-get -y upgrade
- パッケージのソースリストを書き換える
# sed -i 's/jessie/stretch/g' /etc/apt/sources.list
- Raspbian(Debian系)を使用しているRaspberryPiの場合は下記もあわせて実行しておく
# sed -i 's/jessie/stretch/g' /etc/apt/sources.list.d/raspi.list
- アップデートを実行する
# apt-get update
# apt-get -y upgrade
# apt-get -y dist-upgrade
途中で確認を求められることが何度かありましたが、全てデフォルト値を選択しました
遅いマシン(RaspberryPiなど)でリモート接続して行う場合
sshの接続が切れてしまったりすることがあるのでscreenコマンド等を使っておくとよい
# screen
# 時間の掛かりそうなコマンド
実行中に[Control]+[a]キーを押した後[d]キーを押すとコマンドは実行されたままコンソールを一時的に切り離すことができる
頃合いをみて
# screen -r
で切り離しておいたコンソールに再接続することができ、接続が切れてしまっても結果が受け取れるようになる
- アップデートが完了したら再起動する
# reboot
- 不要になったゴミの類を削除
# apt-get -y autoremove --purge
# apt-get autoclean
# apt-get purge $(dpkg -l | awk '/^rc/ { print $2 }')
ライブアップグレードの結果
$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 9 (stretch)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="9"
VERSION="9 (stretch)"
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
まとめ
環境によって時間がかかることもありますが、思っていたよりはるかに簡単でした
WindowsUpdateもこんな感じでサクッと終わればいいのにとか思ったり..
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